こころの時代
日本は空前の健康ブームです。健康に関する情報はテレビ、新聞、雑誌などで常に特集されていて、食に関するもの、運動に関するもの、生活習慣に関するものなど、健康を維持、増進するためには何が必要なのかを説いています。
健康維持の鍵でありながら対策が取りにくいのが「ストレス」です。
ビタミン不足なら、サプリメントがある。運動不足には、フィットネスクラブがある。でも、ストレスへの対策といったら、「気にしない方がいい」「たまには気分転換でも…」という程度のアドバイスがほとんどです。
今回は、心豊かに生き生きと生きるためのストレス対策法をご紹介しましょう。ポイントは「ストレスをつくらない、ためない、上手に発散する」ことです。
1.自分の苦手な状況、人、場所などを十分に自覚しておく。
2.苦手な部分は、変にがんばりすぎないで、人の力を進んで借りる。
3.精神的ストレスにはここちよい運動を。肉体疲労にはここちよい精神環境を。
4.辛い体験はなるべくおしころさず、早めに人に話すように心がける。
5.自分に勇気を与えてくれるイメージ、安らぎを与えてくれるイメージを持つ。
6.喜怒哀楽のすべての感情を大切にする。
中でも、健康な精神生活には感情に偏りがないということは、忘れられがちです。「喜んで、怒って、哀しんで、楽しむ…」すべての感情は、自分の心の表情です。特定の感情にとらわれず、多様な感情をバランス良く体験できる生き方ができるということは、生命力のある人間的な生活ができている証拠です。
テレビドラマや映画でも、喜怒哀楽のさまざまな流れのなかで物語が展開しますよね。あなた自身のドラマ、そしてそのストーリーの主人公として、心の表情を大切に、人生を楽しんでください。